|
|
「カッコいい」が第一印象だ……様変わりする都心の町並みに、よく似合いそう。馴染みの時計屋や靴屋、仕立屋と一切り骨董通りや並木通りを流して、後席を包みで一杯にしてみたくなる。お洒落なCLS55 AMGは、こうしたゆったりと流れる時間の満喫に欠かせない一台なのである。このクルマは性能よりも、雰囲気をアピールしくなる魅力に溢れている。
果てしなく続く加速感…AMG“Kompressor”枢軸を担うだけに、抜群のパフォーマンスは言うまでもない。どのレンジからの加速も、ストレスなく他車に抜きん出ることが可能だ。しかもE55の鋭さや凶暴さと違い、その加速には刺々しさがなく、実に一つひとつの動作の繋がりが、しっとりとしているのだ。特筆したいのが、速度域や路面状況を気にしないブレーキ性能である。最近増えた「加速が良くても、減速で幻滅してしまう」クルマに辟易していただけに、好感が持てる。
エクスクルーシブな雰囲気…SにもCLにもない華やかさが、CLS最大の魅力だ。殊に女性には好印象を持たれるであろう、程よい「つつまれ感」が心地よい。これまでの機能美や性能は忘れず、向こうから優しく手を差し伸べてくれるようなジェントルマンのようだ。新世代Mercedesの先駆けが、このCLS55 AMGなのである。
|
|
|