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Mercedes-Benz SL500-6.0 AMG
SPECIFICATION
"放たれた矢の如く"
Mercedes-Benz SL500-6.0 AMG
歴史に残る乗り味・・・・・・特筆すべきは剛性感である。オープン・モデルであることを忘れてしまう程の節度と機敏さに、ゲルマンの息吹を感じた。「先ずは土台から」という精神が、後にメルセデス本家とのコラボレートを果たす、AMGたる所以であろう。
ネットリと滑らかに湧き上がるトルク。それでいてレーシングカー並みのレスポンスと超加速はまさに“AMGマジック”である。その心臓部は、金字塔を築いた“W124・500E”のM119型5000CCエンジンに、AMGが精魂込めた「ロクマル・エンジン」である。V8と大排気量(6000CC)が搾り出す381ps・59kgmは、圧巻の一言である。巷に溢れる、鈍重なV12・6Lとは別次元である。そんな一度味わったら、止められない魅力を、クルマ好きは抛っておくはすがない。実際に希少価値が高く、垂涎の的になっている。
足回りも、イクスクルーシブ・スポーツの見本となるような、熟成されたものである。乱暴や柔な挙動は皆無でありながら、引き締まった感覚である。攻め込むに良し、ムードに酔いしれるも良し、まさに最高級なテイストである。放たれた矢の如く、乱れぬ走りは強靭の結晶でもあり、抱擁の表れでもある。クルマ好きを自認する諸氏ならば、この一台を車歴に残さないのは「後悔」の一言に等しい。我が大昭自動車販売が自信を持って、お勧めする名車である。
尚、当車両は1996年式(走行35000km 希少D車)。外装・内装は勿論のこと、M119が誇らしげに鎮座するエンジンルームにも、塵一つない状態を保っている。一人のオーナーが愛着を持って、所有してきた証であろう。
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