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Mercedes-Benz G55L AMG

SPECIFICATION

"堅牢、重厚、節度感"
Mercedes-Benz G55L AMG

超越した存在感と安心感･･････エッジの効いたボクシーなフォルムが、高い走破性を想像させる。最近、環境を意識し過ぎ、まさに「生気を失ってしまった」新車種には無い、生きた魅力を持つクルマである。そして“G”の魅力を辿って行くと、全ては堅牢なボディに行き着くことに気付かされる。外観だけでない、中身から滲み出てくる安心感である。“Ｇ55”並みに独特のオーラを発するクルマは、そう世間に存在しない。
この“G55”の走りは想像に反して、実に豪快である。それはエンジンをかけた瞬間に、ドッドッドッドッ?と地響きのようなエグゾースト・ノートで始まる。それ以上に、走り出しは驚きである。Ｖ８＆5.5ＬのＡＭＧ製エンジンが、安全性を裏付ける超重量級ボディを難なく、軌道にのせてしまうのである。しかも、「これ、スポーツカー？」と思うほど、どの速度域からも鋭い加速を可能にするのだから、ＳＵＶにある「鈍重」などという文字は不要である。とにかく、この意外性を、サイドから流れる独特の排気音をＢＧＭに楽しんでみて欲しい。
そして、この“Ｇ55”の真骨頂は全てに、重厚感に満ちた感覚である。ドアの開け閉めに始まり、操作系、ドライビングなどの節度感が実に気持ち良い。大きく張りのあるシートや、独特のドライビング・ポジション、切り立ったウィンドウからの開放感など、人々を虜にしてしまうクルマである。Daishoが自信を持ってお勧めしたい。
　尚、当車両は2002年式（走行18000km）。快適性が数段、増したニューインテリア。最近、都会で見かけることの多くなった“ゲレンデ”ではあるが、探すと意外に希少なことに気付かされるのが“G55”である。内外装・機関共に良好の一台である。