大昭自動車

トップ > インプレッション > Porsche Carrera 4S Wing

Porsche Carrera 4S Wing

SPECIFICATION

"不動なるアウトバーンの王者"
Porsche Carrera 4S Wing

説明不要のスタイリング??このポルシェが放つ独特のオーラは、見る人を惹きつけて止まない。「ポルシェ」といえばあの、個性あるクビレと大きなヒップに尽きる。だからこそ、人々の視線を釘付けにするというものである。最新型「カレラ」が、張りぼてのような大きな図体に変貌してしまったことに困惑されている諸氏も多いのではなかろうか。
“911”独特のサウンド･･････空冷エンジンからうねり出される、芯から乾いたエグゾースト・ノートは、社外マフラーなどでは到底、真似のできない本物の生音である。だからこそ、我々の脳髄まで染み渡る。それも、この“911”が空冷型水平対向エンジンのファイナルモデルなのだから、喉から手が出るほどの渇望の対象になるわけである。
絶え間ない進化??ポルシェがスタイリングとサウンドだけでなく、長らく人を魅了してきた訳は、そのドライビングフィールにある。後方に位置する“911”エンジンは、他ならぬスポーツカーの証であり、ポルシェの無限の可能性を発揮するには、相当覚悟を持って臨んだものである。この“４S”は４WDシステムを採用し、その魅力を存分に味わうことが可能なのである。これによって、乗り味だけでなく、安全までも手に入れたポルシェは名実共に「アウトバーンの覇者」になったと云えよう。
しかしもって時とは残酷で、我々を待ってくれはしない。「最終空冷」という歴史的価値の“993”は確実に時を刻み、距離を刻みつつある。上物は手放されることのないコレクターズ・アイテムになっていく運命にあるのである。上質な“993”のオーナーとなりたい貴方にとっては、残り少ない最高の一台である。Daishoが自信を持ってお勧めしたい。
尚、当車両は1997年式（走行8000km　D車）。高剛性と高トラクションのリアルスポーツ・ドライビングを心から味わって頂きたい。そして、特筆すべき希少“turbo S”ボディー（サイドのエア・インテーク）が、貴方の所有欲を存分にそそることであろう。