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Audi RS6 quattoro
SPECIFICATION
"the Gentle and Secret Performance"
Audi RS6 quattro
“RS6”が持つ重厚感に満ちたテイストには実に、好感が持てる。一昔前の「これぞ、ドイツ車」といったドライビング・フィールに近い。この“RS6”は、さながらショートトラックのスピードスケート選手のように、「速度が上昇していくほどに、安定感も増していく」とでも表現しようか。フィギュア・スケート選手のように、高速道路を俊敏に滑走するベース車“S6”とは好対照である。450psの高馬力を絞り出すV8DOHCバイターボのハートは何と、僅か1950rpmの低回転から最大トルク57.1kgmを発するというのだから、力強く、地を這うような驚異の瞬発性が特徴的であるのは、至極当然のことであろう。それを、良く出来た足回りとクワトロ・システムで受け止め、確実に路面にパワーを伝えている様子がドライバーにつぶさに伝わってくるというのだから堪らない。
それから、この“RS6”が「高級スポーツセダン」という日本にない範疇のクルマであることを証明しているのが、この達観した質感である。パーツ仕込みの張りぼてメイクではなく、原石を切り出し、磨き込んだような、内に秘めたファルムの躍動感には脱帽してしまう。内装も極めて上質なことは云うまでもない。その質感たるや、老舗の高級車ブランドも舌を巻くほどの完成ぶりである。伝統や格式を重んじる欧州首脳が、公用車をAudiに変更している理由も、これと無関係ではあるまい。日々、高速・長距離移動の激務をこなすVIPを納得させるファクター、即ち高い運動性能と安全性、静粛性、癒しなど、全てのハイクォリティーが、このアウディには備わっているからである。勿論、「お洒落」というAudiのイメージも、閣僚達には最高の演出効果を持つものと思われる。大いにDaishoが特筆したい。貴方も、VIPスポーツドライバーの仲間入りをしてみないか。
尚、当車両は2003年式(走行2000km ディーラー車・ワンオーナー)。特別色エボニーブラックパールエフェクトが、何とも云えない気品ある雰囲気を醸し出す。カーボンとアルミ、レザーの絶妙なコンビネーションのインテリアを満喫しながら、ジェントル&ワイルドな走りを気取るのも乙であろう。
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