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Volkswagen New Beetle RSi
SPECIFICATION
"イッツ・ファンタスティック!"
Volkswagen New Beetle RSi
めくるめく驚きと興奮・・・・・・「カ・ワ・イ・イ」と最近の女子学生に撫でられてしまいそうな「ビートル」のその出で立ち。そこからは創造できない、抜群の本性を備えているのが、この“RSi”である。F1カーよろしく、エンジン・スターターボタンを押した瞬間、「カブト虫」はまるで「化け物」へと変貌してしまう。そのギャップがまたタマラナイ。それは、まさしく可愛いカブト虫が角をもたげるという男性的な瞬間なのである。
その走りは、並居る高級スポーツカーでは太刀打ちできないほどの、面白さを秘めている。そのハンドルを握ってみて、「こんなに興奮できたクルマは久々」で、まさに特筆モノである。蛇足ながら、それがあの「ビートル」なのだから!・・・・・・。先ず、シビレてしまうのがレスポンスの鋭さで、クロスしたギアでより堪能することが出来る。また、アクセルを煽る度に、シュパン・シュパンと吸気音が繰り返される。連続コーナーではAWD特有のダルな挙動は微塵も見せず、粘りつつも、良く曲がってくれる。デバイス任せや「改造」とは呼ぶことなど一切させない、高次元で徹底改良されたからこそ、奏でることの出来るエンジン音とその気にさせるエグゾーストノートは、文面では表現できまい。それもそのはずで、この“RSi”は素のビートルが2台買えてしまうほど高価で、しかも日本限定45台という希少車だからこそ可能な、ハンドメイド感覚の優れた名車なのである。後に出る“Golf R32”などとは比べ物にならないほどの性能と高品質を誇るのは云うまでもない。
尚、当車両は2001年式17000km(ディーラー車)。特別色「シルバーメタリックアロー」と特別「トロピックオレンジ」レカロシートのコンビネーションが絶妙である。更に、張り巡らされたカーボンパネルとアルミパーツ、天井にはアルカンタラ・レザー等から、意外性だけでなく、高性能と高品質を満喫することが出来る。また街往く人々やクルマからの視線を釘付けにすること、間違いなしである。Daishoが特に、お薦めしたい一台である。
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