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ALPINA B10 V8
SPECIFICATION
"知的なスポーツマインド"
ALPINA B10 V8
知的な姿に惚れ込んでしまう・・・・・・随所から漂ってくるその雰囲気は、一朝一夕の成果ではあるまい。 決して強い主張をしていないからこそ尚更、敬服してしまう。しかし、精悍な姿勢によって、その素性は滲み出てくる。
その走りは「バランスが良い」という一言に尽きる。 347ps・48.9kgmというモンスターエンジンを搭載しながら、荒々しい表情は皆無で、実にスムーズな加速をみせる。これも、ミリグラム単位での微調整を施すというアルピナ精神の賜物であろう。 また練り込みの深い足廻りは、スポーツカーのような軽快なフットワークに貢献すると同時に、夢のような快適性をも乗り手に提供する。 そしてモンタナ革製シートに身を任せ、瞬時に反応するスウィッチトロニックを操りながらの走りは大いに、スポーツマインドを擽られるはずである。 前方に障害物や低速車が現れた時などは、このクルマが一番似合うシチュエーションである。 流れる動作を想像して欲しい。ギアを落とす、スロットルを空ける、クォーンという官能的なV8サウンド・・・・・・障害は遥か後方。 実に美しいではないか。
クルマとは本来、貴方の個性を後押しするために選ぶものである。 ところが、内外を問わず、近年の大衆化したクルマ文化にあっては、その個性もマス化しつつあるのが現状であろう。 しかし、アルピナには「機械としての信頼性、知的且つエレガントなスポーツ車」という好印象が色濃く残っている。 貴方の印象づくりに大いに貢献すること、間違いなしである。 ここにDaishoが自信を持ってお勧めしたい。是非とも貴方には、この"B10 V8"を、知的に乗りこなして頂きたく思う。
尚、当車両は1999年式(走行19000km ディーラー車)。 神秘的なアルピナブルーの車体に、謙虚ながらも躍動的なアルピナストライプが実に映える佇まい。 それに、多くのBMWオーナーが憧れるアルピナ独自のブルーとグリーンのラインがあしらわれたモンタナ革製シートなど、どれも垂涎のアイテムを完備した美車である。
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