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エモーション＆クレバー…AUDIスポーツの頂点に君臨し、それでいて知的な印象を醸し出すのが、New“RS4”の魅力だ。荒々しい局面を垣間見せた前型に対して、今回は、興奮度は当然のこと、向上した加速の質感が好印象である。限りなく低い車高と張り出したフェンダーがもたらす外観は、全てにおいて滑らかで控え目だからこそ、セクシーでエクスクルーシブなムードに満ちている。
テクノロジーの粋…New“RS4”のV8・4.2Lエンジンは絶対的に漲るパワーとトルクもさることながら、高回転指向の特性を活かした、中高域の加速が堪らなく心地よい。血管が切れるような刹那的快楽ではなく、厚みあるパワー感が最後まで付いてくる点も好感が持てる。それを受け止めるボディ剛性と進化したQuattroとの相乗効果によって、抜群のハンドリングと直進性能を発揮する感覚を誰でも味わえる。上質かつ官能に満ちたドライビングを支えるのは、AUDIが誇る技術の高さゆえであり、それがまた知的な印象に繋がっているのかもしれない。
オトナの悪戯…これまでのAUDIには、どこか「実直なイメージ」に収まりがちな優等生ぶりがあった。しかし、New“RS4”には、回頭性を楽しむためのDシェイプステアリングや、ムーディな排気音と敏感なスロットルレスポンスを味わえる“S”スイッチなど、その気にさせる魅力が溢れ、いつでも童心に帰ることが出来るクルマなのである。
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